バンコクでの健康診断は、日本で行う健康診断より高くつきます。なぜなら、タイの病院は医療費が定まっておらず、病院によって、まちまちの値段を取るからです。ですので、バンコクで健康診断を行う場合は、事前に下調べをする必要があります。また、タイへの旅行者の場合は、旅行者障害保険に入っておくことをお勧めします。
この保険に入っていると、旅行中、突然、具合が悪くなった場合、病院で保険が適用され、医療費が安く済むからです。タイで旅行者がかかる病気で一番多いのが、急性の下痢です。日本人にとって慣れていない雑菌がタイにはたくさんあるので、それらが、体内に入ると、下痢を引き起こしてしまうのです。また、生魚などには寄生虫も多くおり、口にすると、下痢などを引き起こします。
これらの症状が出たら、病院に行き、医師の診断を仰ぐ必要があります。タイの大きな病院では、日本人通訳が常駐しており、医師と患者の間を取り持ってくれます。バンコクの病気で一番怖いのがデング熱です。この病気は下痢、発疹、嘔吐などを伴います。
100人に4.5人が死に至ります。日本人はこの病気に対する免疫力が弱く、現地の人々などに比べると、かかりやすくなっています。この病気にかかった場合、一番大事なのは、早急に医師の診断を仰ぐことです。下痢などの症状がでたら、すぐに病院に行かなければなりません。
放っておくと、下痢や発疹などの症状が悪化し、また、頭痛なども伴うようになるからです。兆候がでたら、早めの診察を心掛けましょう。