2015年11月から厚生労働省の指導により、50人規模の従業員を抱えている会社はストレスチェックを実施する運びとなっています。このことから従業員のストレス具合を数値化することができますので、メンタルケアに役立てることができるでしょう。一般的にストレスというものが、どんなものであるのか、その正体を明確につかみきれている人は少ないです。なんとなく感じているという人も多く、そういう意味から見ればストレスチェックをする有意性というものはあるでしょう。
数値化してストレスを有無を自覚することができますので、大きなメリットがあると言えます。ただし問題はその生かし方です。ストレスチェックの結果は企業側にはいかず、従業員にしか知らされていません。また数値化されて異常値があるとしても、自ら望まなければ診察を受けることができません。
このようにメンタルヘルスの対策としては不十分な部分も持っており、これから改善する余地があると言えるでしょう。どちらにしてもストレスを数値化して把握することは、とても大切なことです。ストレスによって精神的な障害を受ける可能性もあり、そこからうつ状態を発症し、社会生活を送ることができなくなることもあります。そのようなことを事前に防ぐことができますので、実施する意味があると言えるでしょう。
受けてみて自分がどれほどのストレスを受けているのかを知ることも、健康状態を万全にするためには欠かせないことです。